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紫鳥 1章 幼少期  後半 07:30
ケントとともに、ほかのともだちに別れをつげ、「バイバイ」と見送っていると、しだいに遠くなる車になぜかからだが、自然とついていこうとした。
「リョーマくん、あぶないよ」とおばさんに言われても聞かず、それどころか、つまずきようもないところでこけてしまった

「だいじょうぶ?」と困り顔のおばさんがかけよってくる、それと同時に遠ざかっていく、一本のクレオン。あまり好きな色ではなかった、ある色のクレオン。
ふたたびなにかに動かされるかのように、それを追っていった。

たかが一本されど一本、そうおもい、わたしが幼いからだで、必死に追いかけているというのに、それをしり目に、なめらかに転がっていく、むらさきのもの。

やがて、わたしの視界から一瞬、消えたのだった。

ふたたび、目にしたときは、川の水面にうかぶ、まわりとは仲間はずれの、クレオンがあった。

わたしはそれを見ているしかない、そうおもいはじめた、けれど、そうはさせてはくれないやつがいた。

そいつは、離れていく、そのクレオンを逃がすなと、言っているような、そんな気がしてならず、流れていくほうへ、おもわず、走っていく自分。
その勢いのあまり、それを追いこしてしまい、急に立ち止まった、そのとき、自然とからだが、浮くような気がして、何かに吸い込まれていく、そんな感じがした。


しばらく、どういうことが起きたのか、気づかずにいたわたし。見たこともない、深くてだだっぴろい、おふろばの中にいた気分だった。
ただしいつもの、たのしいおふろの時間なんかでは、もちろんなく、ただただ、手を動かし、もがいてしずみそうになるだけであった。


そこにアイツが来た。そう、それまで声しかしなかった、アイツが。
フシギだが、あざやかでて何かをしてくれる、そんなオーラのある、紫色をしている。また、声がどこかしゃべり方が、母に似ている、
そんな鳥、紫鳥が。

「じっとしていなさい。あせって、やみくもにもがいてもだめ。わたしがあなたにおよぎかたをおしえてあげる、いいね。」

そんなことをいわれても理解できるわけがないのになぜか、そのあと、きちんとその教えにしたがっていた。

まず、手をあわせてのばし、それからいったん両ひざを曲げて、おもいっきり足でけりながらとじ、閉じたらこんどは、手でかくという、今から思えば、平泳ぎのやりかたを、鳥ながらも、実際にやってみせ、それを見ながら、わたしはゆっくり、ぎこちなくもなんとかおよげた。

川岸、といってもアスファルトのかべだが、そこにつくころには、

真剣な目をした大人がまっていた。

引き上げてもらってから、怒られたのはいうまでもない。

そのあとおじいちゃんの怒鳴り声が近所にひびいていた。
「おまえがちゃんと見ていないからこんなことになったんじゃ。昔から、何かと危ない娘とはおもっていたが、親になってもこういうふうとは、ちっとも成長しとらん。」不思議ではあったが、子供心にでも、おばさんがいい顔していないのはわかった。


そんなことがあっても、わたしのドジさは変わらなかった。
けれど、それ以来大きなけがも無く、時は過ぎて桜の季節。
そのころにはケントといっしょに小学校に通うようになっていた。
そのそばにはかならずアイツがいる。

そのおかげか、勉強を教えてもらったり、時には、テストのカンニングの手伝いもさせたりしたが、けんかの後処理のしかたも教えてもらったりと、
私にとって、アイツはよきパートナーだった。
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| 紫鳥 | comments(0) | - | とも
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