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紫鳥 第2章 思春期 21:14
思い出すつもりは、さらさら無いのに、

勝手に、勝手に、よみがえるあのころの記憶。

不思議なことも、良い思い出でも、

時には、いやに、あるいは恐ろしく思う経験もある。



あれは、小4の時だっただろうか。

あの事件の影響なのか、水泳に打ち込むようになっていた自分。

でもそんな自分に、嫌気がさしていたのも事実。

ちょうどそんなときだった。





いままでどんな大会でも負け知らずで、

上には上がいるなんて、そんなことも知らなかった

いつの間にか乗りたくもない、狭いバスに乗り、

気がつけば、今の自分を、追い詰めるだけの場所の前に着いた。



心の中のつらさが頂点に達し、気がつけば、

故意ではないが、青いかばんを置き去りにしていた。

そうして建物の中へ入っていこうとした。

そのとき、もみじマークをつけた車一台とまって



「リョーマ、ほれ、忘れもん。かばん変わったの、わすれたか?

せっかく、お前が水泳、がんばってるのを応援しようとおもって買ってやったのに」

そういって、おじいちゃんは私に、今一番手にしたくないものを渡した。

ただでさえ、好きでなかったおじいちゃんが、そのとき余計に嫌いになった自分



そんな私に声をかけたのはやはりアイツだった。

「自分を情けないと思うことは誰にでもある。好きなものまで、捨てたくもなる。

けど、捨てたら、見守ってきてくれた人の心まで、捨てることになるよ。

人の心を踏みにじるようなことは、結局は自分にふりかかってくる。

だから次から、そんなことはやめよう、ね。」



母親から、いつもいわれていたことなのに、

紫鳥から言われると、どうしても素直になる。

素直になったときの自分がすきなのか、おもわず走りだしたことも覚えている。

その勢いで、急いで着替え、そして前の自分に戻ったことも



アイツとともに、二度目の卒業式をむかえた。

中学に入ると、水泳部がなかったため部活に入らず、

いままでどおり、ケントといっしょに水泳にうちこんでいた。

ただ違ったのは、すぐに新しい生活にとけこめたか、できなかったか、ということ。



学校でのプールの授業のこと、当然のことながら、俺たち二人の独壇場。

軽い肩慣らしが終わり、着替え終わった後、

「おい、リョーマ。昼休み、ドッジやろうぜ。」 「おう。」

という会話をしながら、校舎へと戻っていく自分。



急いで弁当を食べた後のこと。何もかも忘れて、ドッジに熱中していると、

もうそろそろ昼休みが終わるので、教室に戻ろうということになった。

教室のドアをガラッと開けると、いつも通りの光景がそこにあった。

ちがうのは、集団の中から外れて、ぽつんと一人でいるケントの姿であった。



彼はもともと、暗い性格では決してない

しかし、社交的というではわけでもない。

本人いわく、新天地では、新しい輪に入れず、気がつけばこうなっていたという。

つまり、うまくいくように導く、いわば紫鳥のような存在が必要だったのだ。



なのに・・・・・・



新しいものを、着々と築いていく反面、

古いものをおろそかにしがちになっていた。

そんなことに、後から気づいた自分

それを忠告してくれたのも、実は、アイツだったのだが・・・・





もうひとつ不思議な出来事が起きた。それはその二日後のことである。

ある日、バスの中でのこと。ふとかばんの中をのぞくと、ゴーグルが見当たらない。

今日こそ、ケントとおもいきり勝負したかった。ゴーグルがないとどうも力が出ない。

必死に探していると、どこからかこんな声がした。



「大丈夫、何も気にせずプールへいきなさい」



それを聞いてまたあいつかと疑った。

まあいい、いつまでもあいつに頼るわけにはいかない、

ゴーグルなしでいこう、とおもいながらバスからおり、

さあ、入ろうとしたときである。プールの入り口からいやな雰囲気を感じたのは・・・



そんなものは無視して前へ進もうとすると、なにかが止める。

ふと後ろを振り帰ると何もない・・ と思ったとき、

止まっていた、なじみのある一台の軽トラ。

「まさか」と思ったときには遅かった。



降りてきた老人を、ハンドル操作を間違え、突っ込んできた乗用車が、

引いていく、まさにその瞬間を・・・・・

その事故現場にはあるものがあった

そう、探していたゴーグルが・・・・・



私にはそのお年寄りが、他人であってほしくって、

忘れ物をもって、知らん顔をしてそのまま建物へ入っていた。

そのときの泳ぎはとても力のある泳ぎだったという。

それは悲しみと罪悪感、そして怒りの表れではないかと、自分でも思う。



そのとき私は、紫鳥とは一生、話さないつもりでいたが、

うつ状態におちいってから、親しみのある精神科の病院に通うようになって、

気が変わり、話すようになってからよくなっていく、その姿を見て、

「受験に間に合った」と両親は安心していた。



まあそのとき、父がアメリカから助っ人をよんでくるのだが、

まさかその精神科医が、後にいろいろ自分に影響を与えるとは・・・・・

とにかく、私もケントも無事中学も卒業し、高校受験も志望校に受かり、

親から離れての生活となった



それでもアイツはパートナーだった、あのときまでは・・・・

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| 紫鳥 | comments(0) | - | とも
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